【CJC=東京】教皇フランシスコからかかってきた電話をいたずらだと思って2回も切ってしまったイタリア人男性が、非礼を教皇に謝罪したとバチカン紙「ロッセルバトレ・ロマノ」が4月30日に報じたところ、各国メディアが転載し、この男性は一躍有名人になった。教皇が、窮状にある信者に手紙を出したり、自ら接触したりしたことは、これまでにも報じられている。
教皇は27日、病気に苦しんでいるというフランコ・ラビュッフィさんを慰めようと、ラビュッフィさんに電話をかけた。ところがラビュッフィさんは、教皇からの電話をいたずらと思い込み、切ってしまった。教皇がかけ直してきた電話も切り、3度目の電話でようやく本物の教皇だと分かったとか。
恐縮したラビュッフィさんは、夫人とともに29日にバチカンを訪れ、恒例の一般接見に参加。電話を切ってしまったことを直接教皇に謝ったという。