【CJC=東京】英国国教会では会員の高齢化が進んでおり、その死去に伴い、新会員を緊急に増加させない限り、同派の中核ともいえる農村部の多くで10年以内に教会が消滅する可能性がある、との発言が総会で出された。英テレグラフ紙が10日報じた。
この「警告」は、同派の近代化計画への高額投資に関する論議の際に行われた。カンタベリー大主教ジャスティン・ウエルビー氏が総会議員に、それぞれの信仰について率直に話すために、「臆病、半信半疑、罪の意識」などをひとまず置くよう呼び掛けた。それに続いてジョン・スペンス財務委員長が、教会の常時出席者は毎年1%ずつ減少、また会員の3分の2は今や55歳以上だと語った。