【CJC=東京】カタールのアルジャジーラ通信によると、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は、ヨルダン空軍のパイロット、ムアーズ・カサースベ中尉(26)を焼殺した動画をインターネット上に公開した。
ISは、ヨルダン政府との交渉が決裂した後、カサースベ中尉を生きたまま檻の中で焼殺したと表明した。サウジアラビアのメディアは、同中尉は殺害される前に大量の鎮静剤を投与されたと報じている。
サウジアラビアのニュースサイト「burnews.com」によると、ISのメンバーは、殺害前にカサースベ中尉に大量の鎮静剤を飲ませたことを認めている。殺害される際、本人に何が起きているのか悟らせず、わめき散らすことがないようにした。感覚器官もすぐに焼き尽くされたため、本人は痛みを感じていないという。同中尉が殺害される際、怖がっている様子がなかったのも、鎮静剤が効いていたためとみられる。