旧約聖書の出エジプト記(英語で Exodus=エクソダス)を原作に、大胆な解釈を加えて描かれた映画『エクソダス:神と王』。映画の中で描かれた10の奇跡の一部を捉えた写真が公開された。
舞台は紀元前1300年、当時世界一の文明を誇ったエジプト。その国の未来を託されたのは、自らを神と呼ぶエジプトの王ラムセスと、彼の兄弟同然に育てられた英雄モーゼ。かつての預言者としてではなく、エジプトから奴隷の身であったイスラエルの民40万人を解放し、彼らのリーダーとなる宿命と、かつての兄弟との戦いの板ばさみになる悩める英雄として、モーゼが描かれる。
今回公開された10の奇跡とは、神がモーゼを助けるために起こした奇跡で、聖書の中でも印象的に描かれている。紅海を割るシーンは良く知られているが、映画では、その他の天変地異や疫病などもリアルに描かれている。
リドリー・スコット監督は、映像のリアリティを追及することでも知られ、自身の作品としては過去最大の予算を投じ、「それが現実に起こったとしたらどうなるか」と考えて最新技術を駆使して“再現”に挑んだとしている。
なお、日本語への吹き替えでは、女優の杏が主人公モーゼを支える妻ツィポラ役の声優を務める。映画『エクソダス:神と王』は、今月30日(金)に東京・TOHOシネマズ日劇ほかで公開。