東京・六本木にあるインターナショナル・チャーチ「ライフハウス」は26日、麻布で社会人を対象にしたコスチュームパーティーを行った。このイベントでは、20代中盤から40代までの男女約80人が参加し交流を持った。
ライフハウスは2002年に東京で活動をスタート。わずか16人からスタートし、現在東京では毎週延べ2000人以上が礼拝に訪れ、今年一年ですでに7つ(うち6つは国内)の新たな教会を開拓することに成功している。特にアウトリーチに力を入れており、さまざまな形でイベントを行っている。
今回は10月末ということで、ハロウィンを意識してイベントを企画した。担当者は「最近若者の間でハロウィンパーティーはとても人気で需要がある。ハロウィンという習慣についてはさまざまな意見や議論があるが、私たちは、ハロウィンを祝うためではなく、コスチュームを着て、人々との出会いを楽しむパーティーとして行った」と語る。
ライフハウスでは、中高生や大学生などの若い世代を対象としたコスチュームパーティーはこれまでも行ってきたが、社会人を対象としたものは今回が初。社会人を対象とした狙いについてライフハウスの佐藤ブランドン牧師は、「社会人は落ち着いていると聞くことが多々あるが、ワールドカップなどを見ても分かる通り、熱くなって騒ぎ、大声を出して応援しているサポーターには社会人がたくさんいます。その熱さをイエスに向け、情熱や明るさにおいても若い世代の良い模範になるべきではないでしょうか」と話す。
教会主催のイベントであるため、最も重視するのは出会い。一般のパーティーのように酔客が出ないよう、あえてワンドリンクとしている。「お酒を飲んで、踊って楽しんでもらうのは良いと思う。でもお酒に依存し、酔っ払ったり、羽目を外してしまっては、その人の健康にとっても良くない。あくまで教会にいる素晴らしい人との出会いを提供し、教会に興味を持ってもらうのが目的」と、芯となる目的ははっきりさせる。
その上で、「社会人が満足できるクリスチャンとの出会いの場を提供できるとともに、若い世代が『俺たちもあんな社会人に早くなりたい』と思う世代となってほしい」と、このイベントにかける思いを明かしてくれた。
キャッチーな賛美の音楽に、派手な照明や音響、そして若く柔軟な発想。いずれも恵まれた環境ではある。しかし彼らが最も重視しているのは、基本である神と人とのつながり。イエスの言葉の通り、「全てを尽くして神を愛する」ことと、「人々を自分のように愛する」こと。この2つの実践が成功の秘訣ではないだろうか。