2002年に16人から始まり、現在東京では2000人を超える人が礼拝に参加するまで成長したインターナショナル・チャーチ「ライフハウス」。年代やライフステージに合わせて様々なコミュニティが活動しているが、その中でいま最も急速に成長しているのが大学生のコミュニティだ。
大学での伝道活動はこれまで様々な団体が行ってきた。人生の中で最も多くのことを学び、また自由に行動し見識を広められるこの時期に、いかにして神を伝えるかということは長い間考えられてきた。ライフハウスでも、学生自身がこのような活動を始めた例はいくつもあり、同じ大学のキャンパスにいる者同士のコミュニティはすでにある。しかしこうした活動以外に、このような大学生のコミュニティを一カ所に集めて交流を図るイベント「Uni Hangout」が、毎週金曜日都内で開かれている。
「大学生が集まって『これがクリスチャンの大学生』ってお互いを知って、一緒に遊んで楽しんで、ビジョンを共有し、インスピレーションを与え合って、励まし合って、新しい仲間を一緒にフォローし合うためにこのイベントを行っている」と、ライフハウスの佐藤カービー牧師は話す。
大学生へのアウトリーチは、10代の中高生や社会人のそれとはまた違うチャレンジがある。勉強にしても仕事にしても、一人ひとり様々なライフスタイルで多様な悩みを抱えており、一筋縄では計れない。毎週集まっている大学生も、普段は自分のキャンパスで勉強しながらアウトリーチをしている。その中には、ミッションスクールではない学校や、キリスト教以外の宗教がバックボーンの大学も多く、活動を止められることも珍しくない。
しかし、佐藤牧師は「このコミュニティの価値や重要性を伝えれば後は本人が決める」と語る。クリスチャンとしての最高の人生、イエスが用意した最高の友達や家族、影響し成長し合える環境、それらが自分にどれだけの価値をもたらすかを彼らは伝える。あくまで「選択」は自分でしてもらうというスタンスは崩さない。
「このイベントも来なければいけないというものではない。でも友達と会いたい、楽しい時間を過ごしたいという人が自然に集まってくる。こういう人がもっとたくさん集まって、コミュニティを大きくして、みんなで遊んで、励まし合い、磨き合い、同じビジョンに進んでいって、将来は大きな影響を与える人になっていってほしい」と、今後の期待を語ってくれた。
何気ないことを行っているだけのように見えるかもしれないが、互いに励まし合い、チームとして行動する。上から下への受け渡しではなく、1コリント12章に書いてある通り、まさしくチームプレイこそ彼らの結果の秘訣なのかもしれない。
詳細はライフハウスのホームページを参照。