1. 序文
まだイエス様を知らない方がおられるかと思いますが、イエス様を信じるとは、どういうことでしょうか。
私には劣等感があり、人生に希望のない人間でした。よくいじめられました。悩み苦しんだことも多くありました。しかし私の人生は、ある時から変わりました。それはイエス様を信じたからです。イエス様を信じると、どういう人になるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
なぜイエス・キリストを信じたら、元気になるのでしょうか。
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです」(ガラテヤ2:20)
私もそうですが、多くの人は、「能力がない」「お金がない」「知恵がない」と言って苦しみます。悩みがあり、「自分の思いどおりにならない」と言って苦しみます。病気で苦しみます。生きるということは、苦しみが伴います。自分の能力では処理できないことが起きると、最後は自殺したいとまで思ってしまうのです。
しかしイエス様を信じる時、私たちは、弱ることなく、強められます。究極的には天国へ行けるのですが、それは自分自身が正しいことをするからではありません。だれ一人として、自分の力によって神から正しいと認められる人はいません。でも、正しくないと神の国には入れません。ですから、神であるイエス様が身代わりとなり、十字架に架かってくださったのです。
自分では正しいことができなくても、神が私たちのために死んで下さった、それを信じるときに、今までの古い自分に死にます。代わりに、誰に生きてもらうのか。それが、ガラテヤ2:20に示されているクリスチャンの生き方なのです。イエス様を信じたときに、私たちはイエス様と共に、十字架につけられて死んだのです。
ご存じのように、キリストは神なので、十字架に架かる必要はありませんし、罪のために死ぬ必要もありませんでした。それは、私たちのための死でした。借金が1億円あっても、親が返済したならもう返さなくていいように、私たちは何もしていないのですが、神であるキリストが人となって生まれ、私たちの足りなさ、罪深さのために、十字架に架かって代わりに死んでくださったのです。
キリストと共に死ぬとは、新しい人として生きることです。それは、「もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです」という生き方です。神があなたのうちに生きておられるのです。
私は小学生のとき、通信簿の成績が2ばかりでした。4年生で人生を諦めていました。でも、イエス様を信じてから私の人生は変わりました。自分でも何とかやれそうだと思うようになりました。それは自分ではなく、キリストに生きてもらう生き方を見つけたからです。
どうぞ、イエス様を知らない方は、イエス様を信じてください。信じて、「新しい自分」とは何かが聖書に書いてありますから、それを信じてください。
「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリピ4:13)
今まで私にはできない、お金がない、能力がない、お嫁さんが来るわけがないと、「できない、できない、できっこない」と思っていた人生が、キリストを信じてからは、「7つの条件を満たすお嫁さんが来たと信じます」と告白するようになりました。「勉強ができるようになったと信じます」「仕事ができるようになったと信じます」「病気も治ったと信じます」と考えが変わりました。ですから元気になっていくのです。イエス様を知って、あなたも元気になってほしいのです。
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徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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