見えない神様を愛する前に、あなたがすべきことがあります。
「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません」(Ⅰヨハネ4:20)
目に見えない神様に忠実である前に、目に見える人に対して忠実でなければなりません。目に見える者に忠実でないなら、どうして目に見えない神様に忠実か、と聖書は語っています。
「また先祖たちのように、彼らが、かたくなで、逆らう世代の者、心定まらず、その霊が神に忠実でない世代の者とならないためである」(詩篇78:8)
自分の考えが邪魔するとき、「神に忠実」にはなれません。「彼らの心は神に誠実でなく、神の契約にも忠実でなかった」(詩篇78:37)とは、神様のみことばに不忠実だったことを指します。また、富を得ようとあせる者、これも不忠実な者です。では、忠実とは、具体的にどのようなものだと聖書は語っているでしょうか。
「婦人執事も、威厳があり、悪口を言わず、自分を制し、すべてに忠実な人でなければなりません」(Ⅰテモテ3:11)
悪口を言う人は、自分を制することができません。イエス様に忠実なら、神様に忠実だということです。つまり、神様のことばに忠実だということです。だから私たちは、健全な教えをしっかりと身につけます。健全な教えに耳を貸さないでいるならば、次のような人になってしまいます。
「というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め」(Ⅱテモテ4:3)
自分のことを良いように言ってくれる人を探す人になってしまうのです。訓練を受ける時には、耳ざわりの悪いことをたくさん聞かされるかもしれません。しかしそれは、正しいことを教え、伝えるためです。
また、忠実な者は任務を任されます。
「そこで私は、祭司シェレムヤと、学者ツァドクと、レビ人のひとりペダヤに宝物倉を管理させ、マタヌヤの子ザクルの子ハナンを彼らの助手とした。彼らは忠実な者と認められていたからであった。彼らの任務は、兄弟たちに分け前を分配することであった」(ネヘミヤ13:13)
兄弟に分配することは小さな仕事かもしれません。しかしそれも、忠実だから任されるのです。
「忠実な使者はこれを遣わす者にとって、夏の暑い日の冷たい雪のようだ。彼は主人の心を生き返らせる」(箴言25:13)
夏の暑いときの雪。使者を遣わす者にとって、忠実な使者とはこのような存在なのです。
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徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。
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