今年で第5回目となる超教派の集会「聖書聖会」(同実行委員会主催)が、11月7〜9日の3日間、大阪府八尾市のグレース宣教会・グレース大聖堂(東山本新町1−15、700人収容)で開催される。
テーマは「私とは何者か?」。講師は、キリスト教北韓(北朝鮮)宣教会理事長で、韓国ソウルの山亭峴(サンジョンヒョン)教会牧師の金寛善(キム・クァンソン)氏。3日間に、「私の未来は」(7日午後)、「世界が知りたがっている力」(8日午前)、「失うものと得るもの」(同午後)、「私から私たちへ」(9日午後)の4つの聖会が行なわれる。
講師の金牧師が牧会する山亭峴教会は、かつて北朝鮮の平壌にあった教会。日帝時代、当時の同教会担当牧師だった朱基徹(チュ・キチョル)氏は、神社参拝を偶像礼拝だと拒否したことで、残忍な拷問を受け獄中で殉教した。現在の同教会では、日本のために熱心な祈りがささげられ、関西に宣教師も派遣している。
聖書聖会は、関西の牧師らが中心となり、何よりも聖書の御言葉によって地元のキリスト者が養われる聖会を開きたいと、2010年から大阪で毎年開催している。昨年は「信仰の法則」をテーマにし、米エンバシーズ・オブ・クライスト(キリストの大使館)教会牧師のセドリック・オリバー氏を講師として招いた。
この他これまで、第1回と第2回はロジャー・ウィルモア氏(米ディアフット・バプテスト教会牧師)、第3回はマーティー・ショーエンレバー氏(米シカゴ・トリニティー教会牧師)を講師に招いており、過去4回の講師は全て米国出身。韓国出身の講師は今年が初めてとなる。
教会に貢献する「秋のケズイックコンベンション」のような聖会となることを目指しており、これまで参加した牧師の数は約50人。昨年は各聖会に平均約300人が参加するまで成長している。同実行委は「世界で用いられている神の器を通し、信徒を養う聖会によって、『非常に良いクリスチャン』(創世記1:31)へと育てられることは、聖会の重要な意義」としている。
問い合わせは、聖書聖会事務局(電話:072・997・4838、FAX:072・996・4951、メール:[email protected]、担当:金子隆、大野恭介)まで。
■ 聖会スケジュール
聖会1:11月7日(金)午後7時半~:ヨハネ1:40~42「私の未来は」
聖会2:11月8日(土)午前10時半~:士師記16:4~9「世界が知りたがっている力」
聖会3:11月8日(土)午後2時~:創世記35:16~20「失うものと得るもの」
聖会4:11月9日(日)午後3時~:マタイ1:23「私から私たちへ」