2004年に創立し、「世界中の子どもたちに笑顔を」をスローガンに子どもの教育支援、人道開発援助に取り組んできたNPO法人グッドネーバーズ・ジャパンが、今年創立10周年を迎えるのを記念して「古着10tキャンペーン」をスタートさせた。
このキャンペーンでは、各家庭にある使われなくなった古着を集め、古着買取販売店を通して換金、その換金額が支援金として用いられる。支援金は東南アジア、アフリカ東部を中心に、グッドネーバーズが活動する35カ国で、子どもたちの給食費や医療費などに用いられる。回収された古着は国内で再販される。
目標の回収量は10トン。回収の進捗状況は、キャンペーンのオリジナルキャラクター「ねば子」が、グッドネーバーズの進捗ページで伝える。回収量が増えるに連れて「ねば子」が各支援国を巡る仕組みになっている。
今回、キャンペーンに協賛し、古着の査定と換金、販売を行うのは、全国にブランド古着買取販売の「リサイクルショップベクトル」を展開する有限会社ベクトル。協賛にあたりベクトルは支援金として、換金額の1割を上乗せして寄付する。
グッドネーバーズによると、1000円あれば、バングラディッシュでは子ども100人分の食事を提供でき、カンボジアでは子ども250人に鉛筆を提供できる。また、エチオピアでは6人の子どもに1カ月分の学費を提供できる。
古着として受け取ることができるのは、身に着けるものであれば、ベルトやマフラー、帽子などでも何でも構わない(洗濯してあると望ましい)。ただし使用済みの下着、水着、靴下、また汚れのひどいものは不可。送付用の段ボール箱を注文可能だが、自前のダンボール箱を用いると支援金は多くなる。申し込み後に送付すると、後日、同社から査定額(支援金)の詳細とお礼状が送られる。
支援方法の詳細は、キャンペーンページの下部、「支援の仕方」まで。問い合わせは、グッドネーバーズ・ジャパン古着10tキャンペーン担当(電話:0120・916・010、メール:[email protected])まで。