人生のどん底を経験する時、とても苦しいものです。
そこから立ち直ることは簡単ではありません。「もっとひどくなるんじゃないか!?」という恐れを感じたり、絶望的な気持ちになるかもしれません。
もしあなたがそんな状態であったとしても、あせったり、心配する必要はありません。いつでも、どこでも、あなたが立っているところがあなたのスタートラインだからです。今がどん底であるならば、それ以上、下はありません。あとは、上がっていくだけです。
もし、あなたの心が縮こまっているとしたら、それは、どん底を経験しているからです。縮こまるだけ縮こまったら、あとは伸び上がるだけです。かえるの縮んだ状態は、ジャンプする直前の姿勢です。次の瞬間、大きくはばたきます。
同じように、あなたが縮んだ状態だとしたら、今のスタートラインに立って、ゴールを目指して大きくジャンプをしようとしているのです。次の瞬間、大きくはばたきましょう。
「兄弟たちよ。私は、すでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。ですから、成人である者はみな、このような考え方をしましょう。もし、あなたがたがどこかでこれと違った考え方をしているなら、神はそのこともあなたがたに明らかにしてくださいます。それはそれとして、私たちはすでに達しているところを基準として、進むべきです」(ピリピ人への手紙3章13節~16節)と聖書に書かれています。
「よーい、スタート(バン)」
素敵な一日でありますように。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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新宿福興教会ホームページ
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