誰だって、子どものときには大きな夢を見たのではないでしょうか。大人になった今、同じように夢を見ているでしょうか。
大人になって、世知辛い世の中を、衣・食・住の生活の収入を得るためだけに生きてしまって、子どもの頃のように夢を見ることを忘れてしまってはいませんか。
子どもの頃には夢を見ることしかできませんでしたが、大人になると、夢を実現することができます。今まで学び、経験し、習得した一つ一つの知識や知恵を総動員し、夢の実現を目指すのです。
もちろん、夢とは簡単に実現しないから夢なのです。努力したくらいでできるなら夢が現実になったとは言えません。
希望の「希」は、「マレ」と書きます。夢とは、マレにしかかなわないものです。夢を見ることができても、マレにしか実現できない夢をどうやって現実にすることができるのでしょうか。
人間だけが、「不可能」と思えることを「可能」と思えるのです。つまり、夢を見る能力を持っています。それは、自分の力で生きていくのではなく、神の力によって生きていくためなのです。
神と共に歩むなら、夢が現実になります。
あなたは、小学1年生から中学3年生頃までどんな夢を心に描いていましたか。その頃の夢の中に、あなたが才能を発揮できる仕事、つまり天職を探すヒントが隠されています。
「時間を忘れてしまうほど好きで好きでしょうがなかったこと」
「それほど努力しないのに、人よりもうまくできること」
あなたの脳裏や記憶の片隅に刻みこまれているはずです。
あなたの夢を思い出して下さい。そして、夢をあきらめないで下さい。夢とは、希(まれ)な望み、「希望」です。実現の可能性は1%未満かもしれません。しかし、神と共に歩むなら、その夢を現実とすることができます。
その夢は、あなたの自己満足に留まりません。社会の役に立ち、この世界を変える力があります。
「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリピ人への手紙4章13節)と聖書は語ります。
夢を思い出し、再び夢に向かって歩んでいきましょう。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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