先日、子どもたちの学校のPTA総会があり、そこでPTAの本部役員に選出されました。PTAの役員を7年前にやったことがあり、あんまり大変だったので、「もう二度とやることはないだろうな」と思っていました。しかし人生は不思議なものですね。白羽の矢が飛んできました。
最近は、消防団などの地域活動を行いつつも、教派を超えたキリスト教界での活動を一つ一つ減らしていました。そのすべてを神様に聞いて行っていました。何と、PTA活動に使う時間的余裕が数年前より多く与えられているのです。神様の導きは完璧です。
話は変わりますが、ある日、キリストは2人の弟子を連れて高い山に登りました。キリストは栄光に輝く姿に変貌しました。そこにモーセとエリヤが現れ、キリストがこの後に、十字架につけられて殺される出来事について話し合っていました。
ペテロはその光景を見て、興奮のあまり、「先生(キリスト様)。ここにいることは、すばらしいことです。私たちが三つの幕屋を造ります。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ」(ルカ9章33節)と言いました。
すると、神の栄光の雲がキリストだけをそこに残し、モーセとエリヤの2人を包み隠しました。そして、天から声が聞こえました。「『これは、わたしの愛する子、わたしの選んだ者である。彼の言うことを聞きなさい』と言う声がした」(ルカ9章35節)
そこに残ったのは、キリストただ一人でした。
「彼の言うことを聞きなさい」。英語では、「Listen to him!」。すなわち、「彼」=「キリスト」に聞きなさい、ということです。
人生のすべてのことについて、キリストに聴きながら歩むこと、これが最高の人生です。キリストはすべてを知っておられる方であり、何が最善かを知っておられるからです。
私にとってPTA役員をやるということは十字架につけられるようなことです。大げさですが、そんな心境です。総会終了後、父兄の方々から「おめでとうございます!」と言われて苦笑いをしてしまいました。しかし、精一杯やらせて頂きたいと思います。
人生楽ありゃ、苦もあるさ。主と共に歩む人生はどんな時も素晴らしいです。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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