富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)の回転ブランコ「鉄骨番長」が突然停止し、乗客23人が地上約23メートルの位置に1時間15分余りも取り残される事故があった。時事通信などが伝えた。
同通信が同遊園地を運営する富士急行の話として伝えたところによると、鉄骨番長の運転を制御する直径2cmのケーブルが切れたため上昇途中で自動停止した。手動運転に切り替え、乗客は約1時間15分後に地上に降ろされた。
2009年に運転を開始してからこれまでに事故やトラブルは発生していなく、事故が発生した日の点検でも異常はなかったという。
鉄骨番長は、高さ59mのタワーの周りを、最高時速51kmで回転する空中ブランコで、ブランコが上昇と下降を繰り返しながら回転する。最高到達点は47mにも達する。
事故の原因が解明されるまで、運転は当面見合わせとなる。