日本バプテスト連盟は、今年から新たに「沖縄から宣教を考える会」(世話人代表:柴田良行・日本バプテスト浦和キリスト教会主任牧師)を発足する。6月には第1回目の総会と学習会を、昨年同連盟に加盟した那覇新都心キリスト教会を会場に開催する。
同連盟は昨年、那覇新都心キリスト教会が加盟したことで、西原新生バプテスト教会と合わせて沖縄県内に2つの加盟教会を抱えることになった。一方、沖縄は第二次世界大戦中は日本で唯一の地上戦が繰り広げられた地であり、現在も米軍の基地問題などがある。そのため、同連盟は沖縄における宣教の大きな課題の1つとして「キリストの福音にあって平和をつくりだす」があるとし、沖縄の地で、日本、アジア、そして世界の教会の福音宣教のあり方を考えて行くことは意義があるとして、同会の発足を決めた。
同連盟では2011年から2020年度の中長期活動方針大綱の中で、「和解のつとめに仕える」を挙げており、同会はこれを具現化していくための1つの重要な働きとなる。同会では、学習会をはじめし、幅広い人材交流などを行っていく。また、すでに行われている女性連合や同連盟の宣教部とも様々なプログラムで連携し、次世代の福音宣教を担う人材育成にも協力して行くとしている。
第1回目となる総会と学習会は6月24日に那覇新都心キリスト教会を会場に行われ、第1部として学習会を、第2部として総会を行う。学習会では、沖縄の2教会の牧師である寺澤征一氏(西原新生バプテスト教会牧師)と岡田有右氏(那覇新都心キリスト教会牧師)がパネラーとして出席。総会では、発会について、秋の平和学習ツアーについて、今後の学習会についてなどを話し合う。
第1回総会・学習会の第1回参加締切は3月31日(月)。同会への入会、総会、学習会の詳細はこちら。
同連盟では、女性連合主催の「命どぅ宝の日」沖縄平和学習ツアーを6月21〜24日に予定しており、「沖縄から宣教を考える会」の第1回総会・学習会は、同ツアーの終了直後に行われる予定だ。