日本バプテスト連盟関西地区教会連合の社会委員会が、2月11日の信教の自由を守る日に合わせ、日本バプテスト大阪教会で集会を開催する。
同集会は「子どもの時、戦争があった」と題され、同タイトルの書籍の共著者である藤澤一清氏(花小金井キリスト教前牧師・現会員、東京バプテスト神学校教員)が講師を務める。講演内容は戦中戦後の教会体験だという。
藤澤氏は1935年に宮崎で誕生、1945年に長崎で被曝、1962年に日本バプテスト連盟東熊本キリスト教会、岐阜バプテスト教会、日本バプテスト川越キリスト教会、花小金井キリスト教会などの牧師を歴任した。
藤澤氏は昨年1月20日の同教会の主日礼拝で説教をした際、戦争前、戦争中、そして戦争後の激しい時代の移り変わりに自身や教会が巻き込まれ、歴史や責任は何も決着をつけないまま混沌としいると言い、問題を孕(はら)みつづけている流れの中で「ただイエス・キリストが共におられ、共に歩いてくださっていたから」「私は、そして教会は、ある時は細く、ある時は太く生き続けてきた」と語っていた。
日本バプテスト連盟は、「戦争を知らない方はもとより、戦争を知っている方にも貴重な機会となることと思います」として参加を呼び掛けている。