【CJC=東京】米国際宗教自由委員会(USCIRF)が3月20日発表した報告書によると、エジプトが今年度も信教の自由を最も侵害している国に選定された。「エジプトでは、アラブの春の焦点だったが、希望が失望に変わった。人権事情、特に信教の自由侵害が軍事政権下で急速に悪化している」という。
報告書は、ホスニ・ムバラク大統領退陣2カ月後の2011年4月1日から12年2月29日を対象にしている。
同期間に侵害を認定された国はミャンマー、中国、イラク、イラン、ナイジェリア、北朝鮮、パキスタン、サウジアラビア、スーダン、トルコ、ベトナムなど。