救世軍が、震災支援として宮城県女川町出島(いづしま)に、漁船を陸地に引き上げるための設備である「ウインチ」を提供した。アメリカの救世軍からの支援によるという。
救世軍は今回、ウインチ設備の提供とコンクリート工事を実施。漁船の船底に着いた付着物の除去や塗装を行うため、船を陸地に引き上げる必要があるが、今回提供したウインチで船を引き上げることがでるようになるという。
一方、湾内には、昨年、イギリス、カナダ、オーストラリアの救世軍から贈られた漁場監視船兼緊急搬送船「いづしま」の姿もあったという。
この他、救世軍の北海道チームは今月初めには、第13回目の被災地支援として、岩手県陸前高田市の仮設団地や自治会、保育園、障がい者通所施設など合計12カ所を訪問。子ども達にクリスマスのお菓子詰め合わせ230個を手渡したほか、各世帯にはフェイスタオル2本セットを570組に届け、「きよしこの夜」などクリスマスキャロルを歌った。