日本バプテスト連盟が、来年1月から協力伝道週間を開催する。同週間では1億5600万円の献金目標を掲げており、期間中の祈りの暦なども公開した。
日本バプテスト連盟には、現在283の教会と43の伝道所が加盟しているが、各教会・伝道所はそれぞれ自立・独立している。しかし、毎年1月末から2月頭にかけて同週間を行うなどして、各教会・伝道所が協力しての伝道を進めている。期間中には協力伝道献金を集め、聖書教育やバプテスト誌の発行、伝道が困難な教会の支援、現代の課題を担う特別委員会の働き、牧師の年金・退職金支援、全国少年少女大会や各種の研修会など、協力伝道の必要のために用いている。
協力伝道の取り組みの1つとなる全国支援・地域恊働プロジェクトでは、アメリカのCBF(コーペラティブ・バプテスト・フェローシップ)から、フーシー宣教師夫妻を金沢教会と富山小泉町教会に派遣。両教会からは「新しい出会いの恵み。マンネリが打破され、感動とチャレンジの日々。祈られ、期待される心地よいプレッシャーは、伝道・アウトリーチへの励み」だとして、地域恊働の恵みの声が届いている。
また、沖縄・那覇新都心伝道所は2012年に教会組織を行い、全国支援・拠点開拓伝道の実を結ぶことができた。今回の伝道週間では、これに続く開拓伝道の働きが起きるよう、開拓伝道フォーラムを来年1月13〜14日に福岡西部教会で開催する。
教会特別支援で牧師を招聘(しょうへい)した神戸新生教会は、「第一支援をいただき牧師を迎えて福音宣教の歩みを共にすることができていますことを感謝をもってご報告させていただきます。みなさまの尊いお祈りとご支援を感謝致します」と、感謝の報告を寄せている。
伝道プログラム支援を受け、合同で伝道集会を開催した三沢教会と鮫教会は、「平常伝道において教会に来ていただくことは難しい状況の中、コンサートのチラシ配布により、教会の案内ができたことは大きな感謝です。両教会にとって、地域の方々への伝道ができた恵みの機会でした」と、合同での伝道集会の恵みを明かした。
2013年度の協力伝道週間は、2014年1月26日(日)から2月2日(日)までの8日間。1月26日は被災地支援、国内伝道、同27日は国外伝道・国際協力、同28日は青少年伝道、教会教育、教会音楽、同29日は宣教研究所、同30日は伝道者養成・神学校、同31日は理事会、監事、各委員会、事業体、2月1日は協力伝道献金、教役者退職金、同2日は諸教会・伝道所、連盟事務所と、各日祈りの課題が決められており、「日ごとの祈りに合わせて『協力伝道』の働きを覚えて祈りましょう」と呼びかけている。