日本バプテスト連盟の最近の教勢調査の結果が公開され、同連盟に所属する教会の内、年間30人以上の新来会者(初めてその教会に訪れた人)が訪れる教会が、全体の約28%に及ぶことがわかった。
日本バプテスト連盟はこのほど、最新の「教勢に関するアンケート結果」を発表した。この内、伝道活動と教会運営に関する項目で、2012年度(2012年4月〜2013年3月)の合計53回の「主日の中心的な礼拝」に出席した新来会者の数を尋ねる質問で、9人以下の教会は19.1%、10人から19人の教会は19.1%、20〜29人の教会は7.8%、30人以上の教会が27.9%だった。
年間で30人以上の新来会者が来るとすると、1カ月当たりの平均新来会者数は2〜3人で、ほぼ2週間に1人は新来会者が来ていることになる。これは、同連盟の所属教会の内約3割の教会は、特別な伝道集会などを持たなくとも、2週間に1回は新しい人が教会を尋ねるという、貴重な伝道の機会を与えられていることを示していると言える。
一方、主日の中心的な礼拝でほぼ毎回行われていることでは、新来会者対応を含む受付、案内奉仕が85.8%と最も多く、多くの教会で実践されていることがわかるが、依然として約15%の教会で、 受付、案内奉仕が毎回行われていないこともわかった。また、礼拝プログラムとしての交わり、歓迎タイムを行っている教会は42.4%だった。
この他、伝道活動を中心テーマとした活動では、各会活動(青年会や女性会、壮年会など)が76.0%で最も多く、次いで各種研修会・修養会・信徒会(69.6%)、特別伝道集会(64.2%)、キャンプ・親ぼく会(55.4%)、CS教師会(54.4%)、音楽集会(48.5%)などが続いた。
一方、礼拝の所要時間は60分以下の教会が46.1%と最も多かった。通常の主日に教会を訪れるメンバーの平均的な教会滞在時間は、2〜3時間が40.7%で最も多く、次いで3〜4時間が32.8%、2時間以内は19.6%、4時間以上は5.9%だった。