5日、東京都内ホテルにて国会クリスマス晩餐会(主催:インターナショナルVIPクラブ)が開催され、約280人のキリスト教指導者、国会議員、ビジネスリーダーらが一同に集いクリスマスを祝った。
クリスマスメッセージを伝えたアメリカンファミリー生命保険(AFLAC)設立者で最高顧問の大竹美喜氏は、がん保険を日本で最初に広めることになったことについて「これが神様の思いと思いました。17世紀イギリスの教会で夫を亡くした妻子の生活難を救う目的でお金を出し合って創られた機関が保険の始まりです。保険を広めることが神様から与えられた私の使命でした。主は自ら他者に仕えることで、愛と平和を示されました。同じように仕え、奉仕するというサーバント・リーダーシップが我々にも求められているのではないでしょうか」と述べた。
また日本の政治に見られる貧困さについて、「多くの政治家の使命感が希薄で謙遜な思いを持っていない」ことが挙げられるとし、自らを謙遜にせしめる絶対者を持たないことがその理由として挙げられるのではないかと指摘した。
大竹氏はこれからの日本に求められるリーダー像について「日本は国難の時代にあります。心のリーダーが求められています。地位とは無縁に尊敬される人がいなければなりません。第三者から見て本当にこの人がリーダーであると思える人が真のリーダーです。21世紀のリーダーシップは先んじて人に仕えることができるサーバント・リーダーシップが求められているのではないでしょうか。(そのような人に)キリスト教の精神で日本国を導いていただきたいと思います」と述べた。
大竹氏は「同心の兄弟姉妹と共に、私達の使命とキリストのご生誕を考える機会を与えていただき感謝します。それぞれの持ち場で使命を発揮させていただけるようにお願いします」と祈りを捧げた。
また元民主党衆議院議員の土肥隆一氏は、キリスト教と国政の関わりについて「教会が国民にどのように奉仕してきたのでしょうか。創価学会は地域を把握しています。政治家に期待されるキリスト教会でなくてはなりません。政治と宗教は誰も分離できません。誰かしら何かの宗教に参加しています。教会が地域に根差す必要があります。キリスト教会が自分の足元を見て、足元でやるべきことを始めることが必要です」と述べた。
土肥氏は国会議員引退後の生活について、「地元神戸の地方教会を訪ね、教会が地域に対してどのようなことをしているかを問うていきたい」との計画を明かした。
インターナショナルVIPクラブ代表役員の市村和夫氏は、「内側にあるイエス様が表に出て来ることで、サーバント・リーダーシップが発揮できるのではないでしょうか。聖書について、イエス様について勉強していただければと思います」と挨拶した。
インターナショナルVIPクラブはイザヤ書43章4節「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」を理念に掲げ、ビジネスパーソンが仕事を通して神様の栄光を現し、地の塩、世の光として社会の中に輝いて歩み、全世界のビジネスパーソンに福音を伝えることを目的としている。
1993年9月に東京六本木で始まり、国内外各地に広まるに至っている。詳細はホームページまで。