カナダブリティッシュコロンビア州にある非営利団体「起業家リーダー組織(ELO)」は世界中のクリスチャン起業家リーダーたちを啓もうさせ、共にネットワークを強化し、クリスチャンビジネスがグローバル市場に与える影響を強化していく目的をもった活動を行っている。ELOではクリスチャンの起業家リーダーたちが強化、啓蒙され、共に結びつきあうことによってグローバル市場にポジティブな影響を与える道を模索している。一方WEAはキリスト共同体の一体性を促進させ、キリスト教徒としてのアイデンティティを明確にすることを目的とした、世界6億人の福音主義キリスト教徒の声を代表する最も大きな福音主義キリスト教機関として存在している。
WEA代表のジェフ・タニクリフ博士はELOとの調印式において、「起業家はグローバル市場と諸教会に対し、ポジティブな変化をもたらす触媒のような役割を果たすことができます。WEAは起業家とグローバル市場を結び付けるためにより効果的に動くことができればと願っています」と述べた。一方ELO会長のリック・グーセン氏は「WEAとのジョイントイニシアチブはバンクーバーで発展した非常に成功的なモデルが世界中の主要都市に拡大していくことを促進していくことでしょう」と述べた。
ELOは、毎年「起業家指導者カンファレンス」を開催しており、北米のみならず、アジア、欧州から参加者が募っている。このカンファレンスでは世界市場に起業家による新たな風を吹き入れること、地域パートナーと効果的に結びつきながらも、クリスチャンの起業家リーダーたちを啓発し、またそれぞれをつなぎ合わせ、さらに活動を強化していくことに焦点を合わせた一致した活動を続けていくことを目的に行われている。今後のカンファレンスは今年11月8日にカナダバンクーバー、2013年春にはトロントで開催される予定であるという。
今回発表されたジョイントイニシアチブでは、WEAがELOとともに、WEAネットワーク内の先駆的ビジネスグループを関わっていくことで、グローバルなスケールで世界市場における最善のミニストリーの在り方を模索していくという。また世界中の多様な都市で同様な会議を開催していく支援もして行く予定であるという。
さらにWEAとELOは「年間起業家リーダー賞」を設立していく方針であり、この賞の目的は、クリスチャンの起業家リーダーたちが、世界市場でさまざまな積極的な影響を与えていっていることをより良く認識してもらうことにあるという。ELOとWEAは「国際顧問委員会」を設立することで、このカンファレンスの方向性を今後より明確化していく方針であるという。
今年のカンファレンスでは「ナルニア国物語」などの映画制作に携わってきたウォルデンメディア共同設立者兼社長のマイケル・フラハティ氏が基調講演を行う予定であるという。
タニクリフ博士は、「マイケル・フラハティ氏はこのカンファレンスで理想的な基調講演講演者といえるでしょう。彼はウォルデンメディアを通して映画制作というとても挑戦的な業界でキリスト教の真実の価値観を反映する映画を通して(世の中に)キリスト教の影響を与え続けてきました」と述べている。
リック・グーセン氏は「マイケル・フラハティ氏のような方を基調講演講演者にお迎えすることで、市場における起業家リーダーとしてのクリスチャンの役割を明確化させ、世界中の起業家リーダー会議の成長を促進させていくことでしょう」と述べている。