世界福音同盟(WEA)は15日、WEA社会正義上席顧問に救世軍クリスティン・マックミラン中将を任命したことを発表した。
マックミラン中将は、今後WEA上席顧問として、WEAの社会正義に関わる取り組みをさらに強化し、WEA指導陣に対し主要な諸問題に対する助言を行うと同時に、WEAの社会正義イニシアチブの調整補助を行って行く予定であるという。
WEA代表のジェフ・タニクリフ博士は、「クリスティン・マクミラン中将が私達WEAのチームに加わっていただいたことにわくわくしています。彼女は非常に経験豊富で、知識と聖書的な洞察に富んでいます。クリスティン氏はこの亀裂した世界における不正に対して福音主義キリスト教徒がどのように対応していくべきかについて判断していくチームの一員として大きく期待されています」と述べている。
マックミラン中将は、世界三大陸における社会正義の諸問題に関して30年以上の間取り組んできた。2008年にはWEA人身売買問題の広報担当者に任命されており、2009年にはWEAグローバル人身売買タスクフォース立ち上げに貢献した。今年7月までは、救世軍国際社会正義委員会ディレクターとして奉仕していた。
社会正義上席顧問として、マックミラン中将はWEA委員会と社会正義に関わるイニシアチブに関与し、聖書的土台に基づいた社会正義の取り組みを形づけ、さまざまなイニシアチブ同士の相互作用を発見して行くことが期待されている。
さらにマックミラン中将は今後社会正義問題の公式な広報担当者として活動し、WEAの国連との関わりを強化し、さまざまなグローバルな組織、各国政府との関わりも強めていく活動をしていく予定であるという。
今回の任命に関して、マックミラン中将は、「私の世界福音同盟における役割は、不正問題に直面している人々が抱える問題を深く洞察することにあります。社会正義の政策を行うとき、人々の名前やそれぞれの抱えるストーリーを見逃すわけにはいきません。福音の主が不正を正し、聖い生活をするのを推進してくださっています」と述べている。