日本国際飢餓対策機構の親善大使で福音歌手の森祐理さんが1日から3日、東日本大震災後51回目となる被災地でのコンサートを開催し、南三陸町や登米市の仮設住宅などを訪問した。
森さんの被災地訪問は、今回で9回目。17年前の阪神大震災で弟を亡くした森さんは、訪問するたびに被災した人々を励ましてきた。今回の訪問でも、森さんとの再会を楽しみにしていた人々が多くいた。
森さんは、会場全体で「ドレミの歌」を歌ったり、手話を交えて「春が来た」「上を向いて歩こう」「りんごの歌」などを歌ったりして、聴衆の心を和ませた。仮設住宅でのコンサートでは、森さんが聴衆一人ひとりと握手し、肩をそっと抱きながら歌い、会場全体が温かい雰囲気に包まれていた。
森さんは6月にも再び被災地を訪れ、コンサートを行う予定だ。