第113回関西聖会(関西聖会委員会主催)が2日と3日の2日間、大阪市の日本フリーメソジスト教団岸之里キリスト教会で開かれた。3日午後の集会には、教団教派を超えて教職や信徒ら約100人が集まった。3日午前の集会で東京若枝教会牧師の飯塚俊雄氏は、「聖霊のバプテスマこそ、現代のクリスチャンが切に求めて受けるべき」と説き、「リバイバルは神の民から始まる」と訴えた。
飯塚氏は、イエス昇天後の弟子たちの力強さの秘訣は、「聖霊のバプテスマ」(ヨハネ14~16章)と「再臨の約束」(マタイ24章、マルコ13章、ルカ21章)を信じる信仰にあったと説いた。また、「初代教会はすべてのクリスチャンが聖霊に満たされていることが前提だった」と強調し、「全人格、知性、情緒、意思もまったくコントロールされている、これが(聖霊で)満たすということ」と説き、「聖霊のバプテスマは、クリスチャンの誰もがいただくべき特権。ここに力と権威が与えられる」と語った。
飯塚氏は、「新生した魂は渇きを持つ」と説き、「聖霊のバプテスマは、渇くことによって神が誰にでも与えてくださる恵み」と強調した。そのうえで、「渇きを具体化したのが祈り」と語り、「イエス様の御前に心の底から渇いて『主よ、主よ』と近づくべきではないでしょうか」と訴えた。
また、聖霊を待ち望んだ弟子たちが心をひとつにして、ただ神の栄光のために聖い動機で祈るうちに、五旬祭の日が「来るべくして来た」と語り、「『今』は来るべくして来た。(聖霊のバプテスマを)いただいたと信じて、このところから立ち上がっていきたい」と力を込めた。