尹基
(ユン・キ)
ソーシャルワーカー。日本名・田内基(たうち・もとい)。1942年、韓国・木浦(モッポ)で、孤児院「共生園」創設者の尹致浩(ユン・チホ)と、「韓国孤児の母」として愛されている田内千鶴子(韓国名・尹鶴子、ユン・ハクチャ)の間に生まれる。ただし、父・致浩が田内家に婿養子となったことで現在まで日本国籍。母・千鶴子の死後、68年に共生園の園長に。卒園後の子どもたちのために、ソウル少年少女職業訓練院とソウル綜合職業訓練院を79年に開設し院長に。82年に来日してから、「在日韓国老人ホームを作る会」を発足させ、在日コリアンと日本人の高齢者が共に生きる老人ホーム「故郷の家」を全国5カ所に開設。現在、故郷の家を運営する社会福祉法人こころの家族理事長。