ヨーロッパで新たな成功を収めている彼らは英国を始め、オランダ、ドイツ、オーストリア、スイスを中心にツアーを展開した。また、11月30日から北米ツアーを開始。さらに12月には、Blink182やSocial Distortionといった多数のホリデーラジオショーに他のアーティストたちとともに出演し、曲を披露する予定だ。
Social Distortionでライブパフォーマンスを行うスウィッチフットは12月14日、ロサンゼルスのコロネットで2つの特別なショーに出演する。各ショーはスウィッチフットとともに一時間ほどのQ&Aで始まり、アルバム「Vice Verses」の収録曲を中心としたパーフォマンスが行われる。
翌日12月15日からは、バンドのボーカルでギタリストのジョン・フォーマンが出演するカリフォルニア州ウエストハリウッドで「Invisible Children Holiday Benefit」が二晩上映される。最初の夜はピーター・ウェンツやオルタナティブ・プレスの主催で、マット・プライヤーやアーロン・ガレスピー、アーロン・ウェイス、ライアン・オニールが出演する。アフリカの平和と繁栄を目指す慈善興行「Invisible Children」について詳しい情報はこちら(www.invisiblechildren.com/music)。
今秋にも多くの観客を熱狂の渦に囲んだスウィッチフットの全米ツアーは、毎回人気が高い。ツアーでは食べ物や生活必需品の入ったリュックサックを集め、ホームレスやストリートチルドレンを助ける非営利団体「StandUp for Kids」(www.standupforkids.org)を通して配布している。
バンドは毎年「the Switchfoot Bro-Am Presented By Hurley」(http://www.switchfoot.com/c/bro-am)でコンサートやサーフィン・コンテスト、オークションを開催する。同イベントではサンディエゴの子どもたちのために、StandUp for Kidsを含む慈善団体への寄付が50万ドル以上集まっている。
ビルボード誌は「Vice Verses」を「パワフルで賛美歌のようなロックだ」と賞賛し、レリバント・マガジンは「スウィッチフットの最高にユニークなアルバムだ」と評価している。また、オルタナティブ・プレスは「豪華で盛り上がる激しいサウンドはU2の『Achtung Baby』を参考にしている」とは説明。「この傑作は金字塔的なもので、もしかするとこの魅力的なバラードはバンドの最大のヒット曲の一つとして記録されるだろう」とも語っている。
スウィッチフットはジョン・フォーマン(ボーカル、ギター)、ティム・フォーマン(ベース)、チャド・バトラー(ドラム)、ジェローム・フォンタミラス(キーボード、ギター)、ドリュー・シャーリー(ギター)で構成されており、「Vice Verses」はプロデューサーのニール・アブロン(サラ・バレリスやウィーザーを手掛ける)とともにカリフォルニア州サンディエゴにある彼らのホームスタジオでほとんどの収録曲がレコーディングされた。2009年の「Hello Hurricane」をプロデュースしたマイク・エリゾンド(エミネム、ドクター・ドリュー、ピンクを手掛ける)はエグゼクティブプロデューサーを務めた。