「The Heart of Christmas」は、イリノイ州ワシントンにある小児がんや重い病気をもつ子どもたちの研究や治療を行っている世界有数のセンターの一つである「セイント・ジュード・チルドレンズ・リサーチ・ホスピタル」が舞台。成功したビジネスウーマンで、2人の子どもの母親であるミーガン(キャンディス・キャメロン・ブレ)の回想シーンから始まる映画は、彼女の信仰や家族への関わりが、ジュリー・ロックのブログ(http://www.caringbridge.org/visit/daxlocke)を読んだ後に変わっていくというストーリーだ。息子のダックスが急性骨髄性白血病(AML)と診断された後も母親のジュリーはブログを更新し続けた。
ミーガンは夫ウォールト(バージェス・ジェンキンス)と時間を共有するために悩んでおり、娘エマ(ブルック・ブライアン)のサッカーの試合を観戦しにいかず、息子ジャクソン(クリスチャン・ネルソン、ヘイデン・ネルソン)がコスチュームを着て目の前に立ち、「トリック・オア・トリート」と言う直前までハロウィンのことも忘れていた。
ミーガンが仕事に集中できるように、エマはジャクソンを連れて2、3時間近所を周ってお菓子をもらった後、ハロウィンでクリスマスのように飾り付けされた数百軒の家を見るためだけに外へ飛び出していく。このことに困惑したミーガンは、近所に住むマーク(マシュー・ウエスト)とトリッシュ(エリン・ベシア)に、セイント・ジュードからの最後の帰宅が許されたダックス(クリス・ショーン、ニック・ショーン)のロック家へのクリスチャンホリデーの祝福をもたらすコミュニティーを結集してくれるよう依頼する。
トリッシュはジュリー・ロック(ジャンヌ・ニールソン)のブログ情報とともに手紙をミーガンに渡し、それは彼女を元気付けた。ミーガンが反応する前に、トリッシュは心からの戒めや「人生は変えられる」という希望を彼女に抱かせている。
ミーガンの物語を通して、我々は、がんで生存率が低い年齢とされるダックスの父オースティン(エリック・ベック)に引き合わされる。オースティンはダックスと妻のジュリー、姉メリッサ(ケルシー・マリー・キングスベリー)と祖母のテレサ(アニータ・レンフロ)とともに、ダックスを励まし続けて新しい治療法を試し続けると約束している。
ジュリーはセイント・ジュードにいる間、ミシェル(デンドリー・テイラー)に出会う。彼女の娘エリザベス(カヤ・ミラー)もダックスと同じ病気で治療を受けている。ミシェルはジュリーに多くの母親たちが集まる支援団体を紹介し、患者である友人や家族との知識を共有する方法として、ダックスの発達やジュリーの歩む道についてブログで彼女を励ましている。
最初の治療が始まった数日後、我々はセイント・ジュードで信じられないような医者を始めとする病院関係者たちに出会う。看護婦のリサ(ソフィア・シニーズ)、サンドラー医師(ジョ―ジ・ニューバーン)、ベンソン医師(カールT・ライト)はジュリーとオースティンに非難される。治療と感情に急激な変化が起きてから数カ月後、実質的な最後の努力は実らなかった。
オースティンはダックスの最後のクリスマスを行うことを決断し、10月であるにもかかわらず、クリスマスツリーを出す。近所の住人たちはすぐにそのことを聞き付けて、サプライズパーティを開いてダックスと家族を驚かせる。