総合格闘家のジョン“ボーンズ”ジョーンズは12月10日、ライトヘビー級王者として「UFC140」の試合に出場する。彼は12月17日から来年1月2日までカナダ・トロントのエアーカナダセンターで開催される試合でリョウト“ザ・ドラゴン”マチダと対戦する。ジョーンズは結果にかかわらず、イエス・キリストに対する信仰とともに試合に臨み、進んでいくことだろう。
「ジョン・ジョーンズが信仰深いクリスチャンだということは疑う余地なんかないよ」と米国バージニア州アレクサンドリアのキャピタルMMA(総合格闘技)におけるトレーニングパートナー、ロジャー・パティソン氏は語った。「彼は控え目な性格のようで、真面目にトレーニングに励むいいやつなんだ。キリストへの信仰の強さを相手に見せ付けようと、鍛錬に余念がないんだ」
ウェブサイトによると、ジョーンズはニューヨーク州ロチェスターで生まれ、同州エンディコット近郊で育った。2007年に総合格闘技に転向する以前は、高校でレスリングの州大会に優勝している。
「ジョン・ジョーンズは試合には忠実なんだ。彼は最強であると尊敬されており、他のファイターがB級やC級に見えるぐらいの勢いで最高のファイターたちを押し退けてきたんだ」とトロントのレボリューションMMAトレーニングセンターのオーナー、ジョエル・ジェルソン氏は語った。
24歳のジョーンズは、空手のバックグラウンドをもつことで知られているベテランのマチダとの対戦を予定しており、彼から得られるもの全てを自分の進化に繋げるだろう。多くの格闘技の経験を積んできたマチダは、それによって完成された正確で磨かれた技でジョーンズと戦うとジェルソン氏は語った。
また、ジェルソン氏は、「マチダはインとアウトで素早い打撃を繰り出す。事実、彼の攻撃をかわすのは難しく、他のファイターはリズムを崩されてしまうんだ」と解説した。
一方、パティソン氏は、「ジョーンズは、ファイターとして長い道のりを歩み、多くの経験を積んできた先輩のマチダに打ち勝つことができると確信しているんだ」と語り、「最近の試合でジョーンズは、回転しながら肘から繰り出す先鋭された技や、彼の得意分野であるレスリングの技を試合で実践することができたんだ」と続けた。
「神は、自然体で才能を開花させていないジョーンズをお清めになられたのだ。若く才能のある彼は、恐らく私が今まで見てきたファイターの中で一番対戦したくない人物だ。ジョン・ジョーンズは勝利を収めることだろう」とパティソン氏は語った。
「クリスチャンとMMAは完全に互換性がある」とパティソン氏は断言する。「表面的には、まるで檻の中で犬が喧嘩をしているように見えるかも知れない。その戦いでファイターたちは怪我をするが、対戦相手への憎しみはないんだ。UFCの裏側の歴史を理解すれば、スポーツ本来の技術的な面や相手への敬意を表さなければならないことが分かるはずだ。ファイターたちは互いに認め合えるんだよ」とも語っている。
また、パティソン氏はマチダについて、「彼は私が大好きな格闘家の一人なんだ。単独でMMAに『伝説の空手家』の異名を残し、誰も彼に勝つことができなかったんだ。世界戦では最高の試合で相手を下した。彼は武道家本来の姿を見せてくれている」と語った。
アレクサンドリアのワリオアズジムのマネージャー、エリック・ベイリー氏は、防御やカウンター攻撃を待つ忍耐力ではマチダがジョーンズに勝るだろうと分析している。「マチダは妙な角度で攻撃してくる。ジョーンズがカウンターで反撃するのは難しいと思うよ」とベイリー氏は語った。
勝つか負けるか。ジョーンズは「明確な神の愛と夢を探し求めること」とツイッター上に書き込んでいる。ジェルソン氏は、「多くのファイターたちは力に対する信仰をもっている。彼らは勝利へ導く手を信じて、不安な心を鎮めることができる」と語った。
また、ジェルソン氏は、「他のファイターがトレーニングでさえできないことをジョーンズは試合で難なくやって退けてしまうんだ」と語り、「勝利に手の届かなそうな試合を見たことがないし、本当に彼の天賦の才能は素晴らしいよ」と付け加えた。
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