ブラウンは1980年代に音楽業界に入り、87年にソロデビューする前にはニュー・エディションのメンバーとして活動し、この業界の先駆けとなった。同グループ内で浮いていたブラウンは、周囲からの働き掛けや自身の努力にもかかわらず、メンバーとの関係を修復することができなかったという。
彼は『シスター・2・シスター』誌のインタビュ―で、同グループが再結成を予定していることを明かし、多くのファンを驚かせた。「僕たちはニュー・エディションとしてもう一度同じ舞台に立っている。僕たちに足りなかったのは、一緒に祈りをささげることとお互いの考え方の違いを受け入れることだった。今ではそう思えるんだ」と彼は語った。
ポップシンガーのホイットニー・ヒューストンの元夫でもあるブラウンは、90年代にはソロ活動に加え、役者としても活躍の場を広げた。また、グラミー賞を受賞し、ビルボードのヒットチャートのトップ10にランクインする功績を残し、80年代終わりからカルチャーの象徴的存在となった。
ブラウンは過去にドメスティックバイオレンスの不祥事を起こしたことがあるが、BET「モニークショー」の新ユニット「ヘッズ・オブ・ステイト」では、ニュー・エディションのメンバーだったジョニー・ギル、ラルフ・トレスヴァントとともにツアーを敢行し、目の前に立ちはだかっていた大きな障害を乗り越えることができたと話した。
さらにブラウンは、音楽活動に復帰すると同時に、意外にもニュー・エディションの再結成を予定しており、また、実際にテレビ番組で同グループの再結成についての計画を公にした。