これまでの俳優ティム・アレンのテレビ上でのイメージはどうだっただろうか。それはコメディドラマ「Home Improvement」で印象深く演じていたキャラクターだ。
そんなアレンが「Home improvement」では感じさせなかった男らしい男として、米国のゴールデンタイムの新ドラマ「Last Man Standing」に登場する。
アレンが演じるのは、夫であり3人の娘の父親、女性に囲まれた生活や生活の変化に対処しながらも男らしい生活に憧れているという男。彼は、男の中の男で、トラックに荷物を積んで出掛けることが好きで、アウトドアスポーツグッズ会社の責任者として働いているという設定だ。
シチュエーションコメディドラマでの彼の役は、家の中では無口で知性に欠けており、男らしさからはおおよそかけ離れている。それもそのはず、スティーヴ・ダグラス(「My Three Sons」)やクリフ・ハクスタブル(「The Cosby Show」)のような大いに男らしい役を演じるチャンスを自ら減らしてきたのだから。
テレビの中で演じる多くの男性イメージによって、品位を損なっているのではないかという憶測が飛び交っているが、アレンは良い脚本に出会ったお蔭で良い役を演じることができたと信じている。
アレンは、「あなたが僕を必要としないなら、僕とのわずかな共通部分を見つけて欲しい。あなたがこのドラマを認めてくれるなら、テレビ上で全ての男性がフランネル製のシャツとその下にグレイのTシャツを着て、好きなビールを飲みながら、より素敵な女性を妻に迎えることにまるで道化師のように見えたと思うよ。もしそんな演出なら僕は孤立無援の状態で、こんなドラマを誰が見るんだって言ってやっただろうね」とTVガイドで語った。
「男らしさ」を取り戻すドラマに対してのアレンの大きな期待にもかかわらず、何人かの評論家は『Last Man Standing』はアレンの過去のドラマと同じようにロングヒットにはならないだろうと確信を語っている。
しかし、アレンはコメディの質について、彼の演じる役の良さを分かるファンがいることを信じており、「僕が演じていることは宇宙工学(とても難しいこと)ではないんだ」と語った。
「Last Man Standing」は10月11日から米ABCで放送がスタートした。ひょっとしたら、より男らしいイメージに進化した「Home improvement」を視聴者に見せてくれるかも知れない。
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