【CJC=東京】米カリフォルニア州オレンジ郡のカトリック教会が、破産したメガチャーチ『クリスタル・カテドラル』の買収を計画している、とカトリック通信CNAが報じた。
信徒120万人と、全米で11番目のオレンジ教区は7月7日、規模にふさわしい会堂を捜している、と発表した。同教区は、サンタアナに2500席規模の大聖堂建設を10年越しに計画していたが、方針を変更したものと見られる。
『クリスタル・カテドラル』は、大衆伝道者ロバート・シュラー氏が設立した教会の「目玉」として、著名な建築家フィリップ・ジョンソン氏に設計を依頼して完成した総ガラス貼り、3000席の会堂。
ガーデングローブにある『クリスタル・カテドラル』は、一時信徒数約7000人を擁していた。しかし宣教活動の主体となったテレビ番組『力の時』の負担が大きく、献金減少もあって、負債が5000万ドル(約40億円)を超え、支払いも滞るまでになり、連邦破産法第11章の適用申請を行っている。
米国だけでなく、世界的に知られた『クリスタル・カテドラル』だけに、それをカトリック教会が買収するとなると、様々な反響が出て来ることは必至だ。
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