米カトリック司教協議会が「同性愛者に対する牧会指針案」を14日(現地時間)、秋季定例会で採択した。米国内メディアが同日(同)伝えた。
採択された指針では、「同性愛の性嗜好は罪として扱わないが、同性愛的な行動は罪である」として同性間の性行為を断罪した。また「同性愛行為を継続する者、妊娠中絶をする者との交際は控えるべき」としている。
同性同士の結婚とその後の養子縁組に反対の立場を明かしている。さらに、同性愛者の養子が信仰を持った場合、洗礼を認めるとの見解を示した。
各教区は信徒に対し、同性愛の文化や生活習慣を避けるよう指導することで合意した。同性愛者の信徒に対しては、本人からの要望で信仰相談に応じる。