世界的伝道者ビリー・グラハム牧師が関心の焦点を政治問題から神ご自身に移していると語ったと米ニューズウィーク紙が報じた。
ビリー・グラハム牧師は「年を重ねるにつれて、永遠であられる方が私にとってさらなる重要性を持つようになった」と語ったと米クリスチャンポスト紙は11日に報じた。
右翼勢力も左翼勢力もビリー・グラハム牧師にとって過ぎ去り重要な問題ではない。ビリー・グラハム牧師によると政治問題への介入を持つ者が神と愛の関係を保ち、その愛を持って人を愛するという最も優先されるべきことをなおざりにしているという。
老齢を迎えてなお力持つ伝道師の言葉に対して政治問題への干渉に注力する日本の教会は聴く耳を持たねばならない。
人間を中心とし神の存在を無視した為政者と選挙者の心に福音が根ざしてこそ、政治的倫理が確立するという認識の上に日本のキリスト教界が福音伝道に注力することが期待される。