キリスト教を基盤に全人格的な教育を目指す九州・福岡市にある西南学院(斉藤末弘理事長)は15日、同学院大ランキン・チャペルで創立90周年の記念式典を開催。関係者らおよそ350人が出席した。
西南学院は、米国南部バプテストの宣教師C.Kドージャーによって1916に創立された。「西南よ、キリストに忠実なれ」という同師の言葉を建学の精神とする。福岡市初の男子の私立中学校として、当初104人の生徒と9人の教職員でスタートした。1921年に高等学部を開設、第二次世界大戦を経て、47年に新制中学校、その翌年には高等学校を開設。49年には新制大学を開設した。今では幼稚園、保育所あわせて約1万人の学生、生徒、園児が学び、これまで約12万人もの卒業生を聖書にある「世の塩」「世の光」として送り出した。
6月2日午後6時半からは、同大学ランキン・チャペルで創立90周年記念演奏会が行われる。問い合わせは宗教局事務室(電話:092・823・3339)まで。