財団法人日本聖書協会主催「国際聖書フォーラム2006」の基調講演で3日、死海文書刊行国際チーム総責任者のエマニュエル・トーブ博士が講演。トーブ博士の講演を聞こうと集まったおよそ500人の受講者が、会場と、別室に用意されたモニター室を埋め尽くした。
60年前に発見された死海文書には、これまで様々な疑問が投げかけられ、論争が行われてきた。トーブ博士は、「死海文書とは何か?」という基本的な問いから始まり、今も続く死海文書に関する学問上の様々な問題点、疑問点について、豊富な資料をもとに解説した。
参加者はトーブ博士の講演に熱心に耳を傾け、講演後は活発な質疑応答が行われた。