日本キリスト教会神学校(埼玉県、川越市)の校長就任式が11日、同校礼拝堂で行われ、同教会志木北伝道所牧師、三好明氏(43)が新校長に就任した。
同校は旧日本基督教会の信仰告白に改革教会の特色を加えた信仰告白を基に1955年4月に開校して以来、延べ100人の牧師伝道者を輩出している。
三好明氏は80年、日本キリスト教会池田教会で受洗。89年から96年まで福岡筑紫野伝道教会(同)で牧会した。1995年から同校で旧約神学、旧約釈義の主任講師として勤務していた。同氏は今回の就任にあたって「御言葉に基づく信仰心を持ち、他派と会話をする真の福音的な教職者を育てていきたい」と述べ、支援の祈りを参席した人々に求めた。
1997年から2期に渡って同校の校長を務めた小坂宣雄氏は、多くの人々に祈られ尊い使命を全うできたことへの感謝を述べ、三好校長に「生徒を愛し育て、自分自身も神学への探求を深めていってほしい」と激励の言葉を述べた。
日本キリスト教会は戦後当時、信仰告白的一致の無い状態で諸教派が合同していた日本基督教団から1951年離脱した39の教会・伝道所によって結成された。