日本いのちの電話連盟常務理事で日本基督教団引退教師の斎藤友紀雄さんが、朝日新聞社の「2006年度朝日社会福祉賞」を受賞することとなった。
この朝日社会福祉賞は、社会や福祉に貢献し、功績の著しい個人または団体に贈られるもので、1947年に創設された。各界から推薦された候補を、朝日新聞社内に設けた選考委員会で審議した結果、06年度は長年にわたり自殺予防のボランティア「いのちの電話」の発展に尽力した斎藤さんら3人に決定した。賞の贈呈式は2月8日に朝日新聞東京本社で行われる。
自殺問題をはじめ人々のこころの危機に電話相談を通して30年以上にわたり向き合ってきた「いのちの電話」は、全国51のセンターを拠点に自殺予防活動を展開している。斎藤さんは創設当初から活動に携わり、長年わが国の自殺問題に取り組み続けてきた。