国連による開発と貧困撲滅のキャンペーンに関心を呼びかけることを目的に、集会や祈り、催しを行うイベント「ミカ・サンデー」が15日、世界20カ国で開催された。主催は世界福音同盟(WEA)および貧困撲滅教会連絡組織ミカ・ネットワーク。各国メディアが同日伝えた。
今回のミカ・サンデーは国連ミレニアム発展開発キャンペーンによる貧困撲滅のためのイベント“STAND UP”と重なった。
ミカ・ネットワークの母体、ミカ・チャレンジ代表のスミスラム氏は「キリストは、義を行うには情熱と忍耐が必要だとお教えになった」と公式サイトで強調した。今年STAND UPと合流したことについて、キリスト教が貧困撲滅を目指して継続的に活動していることをアピールできた、と振り返った。
ジョフ・トニクリフWEA国際ディレクターは「今回のミカ・サンデーは極度の貧困状態に窮する人々とともに立ち上がる象徴的な日となった」と、その重要性について説明した。
STAND UP開催地を含めると世界50カ国、2000の会場でイベントが実施された。日本を含め、一部の会場は16日にイベントを開催した。参加者の公式発表は今週半ば、国連ニューヨーク本部の記者会見で行われる。