去年1年間で自殺した人は、3万2552人と前年より227人増え、8年連続で3万人を超えたことが1日、警視庁のまとめでわかった。
警視庁によると、前年とくらべて20歳代、30歳代の自殺者が特に増加しており、30歳代では前年比6.3%増の4606人で過去最多を記録した。
大学生・生徒の自殺者は861人(前年比9.8%増)と、統計を取り始めた1978年以降で2番目に多かった。このうち大学生が433人とその半数以上を占めた。
原因・動機別では、「健康問題」が1.5%増の1万5014人で約半数。遺書がある場合では、20歳代と40歳代、50歳代でともに「経済・生活問題」が最も多かった。