広島県と長崎県が今年、被爆から60年目を迎える。これに際しNPO法人「聖地のこどもを支える会」が、平和の尊さを体験してもらおうと子供の国際交流プロジェクトを実施している。
このプロジェクトは「希望といのちへの道・ ヒロシマ・ナガサキに平和を学ぶ」というテーマのもと、長引く紛争に苦しむイスラエル・パレスチナの高校生が日本の高校生と一緒に広島と長崎を旅し、出会いと対話を通じて平和と和解への道を探ろうというもの。来日期間は7月30日より8月11まで。
このプロジェクトは、エルサレム・カトリック教会主任司祭のイブラヒム神父が昨年広島を訪れた時、「紛争のために出会うことすらできない聖地の若者たちに、未曾有の悲劇を乗り越え、復興したこの地でこそ、直接に対話をさせたい」と感じ、発案された。
プロジェクトは支援で運営されており、実行委は1月から8月までの期間、募金を募っている。問い合わせは電話で(03-3379-5571)。