バグダッドで教会爆破テロ相次ぐ 病院付近でも自爆テロ 73人死傷
AP通信によると、キリスト教会を狙ったとみられる爆発がイラクの首都バグダッド南部ドーラで8日夕、2カ所で相次いだ。同日夜には、この爆発で負傷した住民が運び込まれた病院付近で追撃弾攻撃があった。これらテログループによるとみられる攻撃で、6人が死亡、67人が負傷した。
守衛によると、武装した覆面の男たちが車で教会付近に乗り付け、発砲した後、爆弾を爆破させた。この教会では窓ガラスが割れ、外壁が崩れる被害が出たという。現場から約1キロ離れた別の教会の付近でもほぼ同時刻に自動車爆弾による爆発があったが、被害はなかった。
ドーラの教会では窓ガラスが割れ、外壁が崩れる被害が出た。守衛によると、武装した覆面の男たちが車で乗り付け、発砲した後、爆弾を爆破させた。現場には直径4メートル、深さ1・5メートルほどの穴が開いたという。
共同通信によると、バグダッドで同日、駐留米軍と武装勢力の散発的な戦闘も発生。パトロール中の米兵1人が小火器による攻撃で死亡した。バグダッド南方ではパトロール中の駐留英軍兵士1人が道路脇の仕掛け爆弾の爆発により死亡した。