長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で、来館者が残した「平和のメッセージ」の展覧会が開催されている。今回は3月以降に世界各地から訪れた人の手書きのメッセージや、パソコンで描いた絵など計192点が展示されている。
「核兵器を本当の意味で理解しなければと感じた」(16歳女性)、「戦争の恐ろしさを知ることができた」(17歳男性)。「たまには家に帰っておいで。お前がいると家の中は平和になるのに」(31歳男性)と、猫に語りかける文章もある。女優の宮沢りえさんや、前軍縮大使、猪口邦子さんの作品も紹介されている。
今年8月9日に行われた「被爆59周年原水禁世界大会」では、平和メッセージをインターネットで核保有国に送信した。昨年7月に開館した同館には合計約5500のメッセージが残されており、インターネットサイトで閲覧できる。 平和祈念館ウェブサイト(http://www.peace-nagasaki.go.jp/ftop.html)※表示されたページ左側「平和へのメッセージ紹介」をクリック。