ブッシュ米大統領は24日、ホワイトハウスで声明を発表し、結婚は男女間に限るとする憲法修正案を支持する考えを正式に表明した。これにより、サンフランシスコ市でおよそ3千組の同性愛カップルに結婚証明書が発給された波紋は、一応は収束の方向に向かうと予想される。
ホワイトハウスの言論担当スコット・マクレアンは、「ブッシュ大統領は一定して“結婚は男性と女性との神聖な礼式にならなければならない”と強調してきた」と語った。
また彼は、「大統領は'広がる混乱'を終息させることを願っている」と明らかにした。
しかしサンフランシスコ市長ニューサムは同日までに、同性愛結婚証明書の発給を継続するという立場を明らかにしており、摩擦が生じると予想される。
ニュ−サム市長は22日「サンフランシスコ市庁は同性愛者たちに結婚証明書を交付し続けるだろう」と強調した。
彼は「同性愛者たちに対する結婚証明書発給がカリフォルニア州法に違法しないということには、確固たる法的根拠があり、また道徳的にも正しい措置であることを固く信じている」と語った。
これまで同性愛結婚合法化に反対する団体は、結婚証明書発給中断のために2件の訴訟を申し立てている。またカリフォルニア州法務長官ビル・ロッキーは州法務省に対し、「今回の措置が州法違反にあたる」という内容の声明を発表しようとしている。
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