大麻取締法違反で逮捕、起訴されていた元九州ルーテル学院大教授、園田雄次郎被告(49)が、スクールカウンセラーとして熊本県内の中学校に派遣されていた今年3月、双子の兄(49)に替え玉でカウンセリングをさせていたことが、熊本県教育委員会の調べで分かった。園田被告は同教委から派遣されていたことから、同委は詐欺の容疑で2人を訴える模様。
調べによると、同被告は昨年12月から今年3月にかけて同中学校に、計13日間派遣された。勤務先であるルーテル学院大の卒業式がある3月14日にもカウンセリングの予定が入っていたことから、中学校長が確認したところ、双子の兄が被告と入れ替わってカウンセリングをしていたことが発覚した。同被告は謝罪したが、同月19日も引き続き兄がカウンセリングを行ったことが分かった。兄はカウンセリングのための臨床心理士などの資格は持っていないという。