【石川】金沢市の県教育会館で、「再び戦争はゆるさない 12・8平和を守るつどい」が開かれ、約50人が参加する中、教会牧師が憲法と平和をテーマに講演した。
壇上に立ったのは日本キリスト改革派金沢教会牧師の漆崎英之さん。「子どもたちに平和な未来を!」と題し、「有事法制に心から反対している。憲法を死守することが未来のこどもたちへの最大の贈り物だ」と強く訴えた。
同牧師は発言の中で日本国憲法が政府によって戦争の悲劇を繰り返さないために結ばれたものだとし、武力行使の永久放棄や非武装を明記している憲法が、有事法制を審議すること自体が憲法違反に値すると批判した。
集会では、日本が「アジア解放」をうたってマレー半島に上陸し、ハワイを攻撃したのが今から62年前の1941年12月8日だったことが挙げられ、小泉純一郎首相が自衛隊のイラク派遣準備を進めていることについて「過ちを繰り返してはならない」と派兵についての見解を一致させた。