日本の大リバイバルのために超教派で断食して祈る『断食祈祷聖会2007』は10日、最終日を迎え、聖会実行委員長の三森春生師(イムマヌエル王子キリスト教会牧師)によるメッセージで閉幕した。三森師は、アジアに期待されてきた日本が神から与えられた材料・能力を神のために生かせなかったと悔い改めの言葉を述べる一方で、「神様が日本に新しいことをなさろうとしている。神様に、日本でくすぶっている火を燃えあがらせ、聖霊の火を広げてくださいと祈ろう」と力強く語った。
三森師は、メッセージのなかで参加者に対し「人間は見た目に影響されるが、集まった一人ひとりの背後に何百、何千人の魂がいる」「どのような教会・団体も、最初は誰の目にも留まらないような人々から始まったものばかり。神は預言者イザヤに『新しいことをする』と仰せになったが、もう、それが起ころうとしている」と、リバイバルが一人の信仰から巻き起こることを強調した。
三森師は「大地震の前兆が何年も続くように、神の定めた『とき』があり、それには前兆がある。大きな数字や見た目にとらわれずに前兆を見極めていきたい」と語った。また、三森師は、エリヤがカルメル山で主の火の奇跡によって大勝利を収めたことに触れ、「ときが来れば、くすぶっているところから火が燃え出すでしょう」と確信を述べた。
三森師は、「教会が衰退していると言われるが、一方で希望があります。若い人々が一部で元気づき、新しい働きを始めていることです」と述べた。そのうえで、「これまでは私たちの世代が抑えつけてしまっていたのかもしれない。私たちが年老いた今、兆しが感じられます。期待しましょう」と次世代の若い献身者たちをとりなす祈りを求めた。
聖会の後、三森師が本紙のインタビューに応じ、「今回の聖会には多様な世代の人々が集まった。幅広いネットワークが広がっていると感じた。もっと広げていきたい。教会はさまざまあるが、互いに歩み寄り、手をつなぎあうことが大切。それができたとき、大きな火が巻き起こるでしょう」と話した。
聖会に3日間出席したエリヤ会の三谷康人氏(神木イエス・キリスト教会伝道師)は聖会後、「断食をすると、世代を問わず神様の御前にへりくだることができます。本当に大切な機会です。ぜひ来年、もっとたくさんの方々に参加してもらいたい」と話していた。