キリスト教ラジオ放送局FEBC(吉崎恵子代表)の公開録音が2日、淀橋教会の音楽伝道集会「アガペー・イブニング・セレブレーション・スペシャル」にあわせて行われた。同教会主管牧師の峯野龍弘牧師が「重荷という名の大きな恵み」(マタイ11:28〜30)と題し、聖書から慰めのメッセージを伝えた。また音楽ゲスト長谷川康弘氏のチェロ独奏と淀橋教会所属合奏隊「アンサンブル・アガペ」の美しい演奏が、同教会インマヌエル礼拝堂いっぱいに響き渡った。
峯野師は、人間誰もが背負っている様々な「重荷」の積極的な意味づけを聖書からわかりやすく説いた。
聖書には、人が「いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい」(ヤコブ1:2〜4)とある。試練は人を練達させる。神は、その試練を通して人を「完全で申し分なく、何一つかけたところのない」ものとされるのである。
しかし峯野師は、「そのような聖書のメッセージでさえも心に入らないほど、大きな苦難の中にいる人もいるかも知れない」と語った。
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ11:28)と聖書は語りかける。峯野師は、「『もう、がんばらなくていいよ』『ドンと、そこに横たえていいよ』『もう忍耐はいらないよ』『休みなさい』『私が抱き上げて、安息さえてあげよう』『私はあなたを裁かない、私が身代わりに裁きを受けて、命を与えてよみがえることができるようにしたから』『あなたは軽くなることができる』」と、悩みと苦しみの多い現代人一人ひとりに神が今語ろうとされる慰めのメッセージを大胆に伝えた。
音楽作曲家・岡本道夫氏の企画・構成のもと、「作曲家と神の交わり」と題して行われる淀橋教会の音楽伝道礼拝では、毎月著名な作曲家一人に焦点があてられる。今回は、ドイツの作曲家「ロベルト・シューマン」(1810−56)をピックアップし、彼の遺したチェロ協奏曲イ短調作品129:第一楽章を演奏した。
キリスト教ラジオ放送局FEBC(Far East Broadcasting Company)は、「Far East」に「地の果て」という地理的な意味を超えた、人間の「悲しみの果て、苦しみの果て、絶望の果て」という意味を込め、現代人一人ひとりの心の中にある「Far East」に、聖書の語る福音のメッセージを伝えている。キリスト教放送伝道曲FEBCホームページ(http://www.febcjp.com/)。