5月12日から3日間にわたって開催された「第5回首都圏キリスト教大会」は14日に全日程を終え、5大会で延べ約2600人を動員した。国際的巡回伝道者クリストファー・サン師を中心に、12日の女性大会では内田みずえ師(聖書神学舎講師、アジア福音同盟女性委員)、13日の一般大会では岸義紘師(JTJ宣教神学校学長)が力強い福音のメッセージを伝えた。連日多くの信者や求道者が講師の招きに応じ、講壇の前に出て決心の祈りをささげた。
1994年に開催されたビリー・グラハム東京国際大会のあと、首都圏での教派を超えた宣教の働きはすっかり下火になっていた。この「第5回首都圏キリスト教大会」は、来場者数5000人という当初の目標こそ達成できなかったものの、教派を越え、首都圏にあるおよそ100もの教会・団体を一つにし、首都圏での宣教に新たな希望を与えた。
同大会会長の峯野龍弘牧師(淀橋教会)は最後の挨拶で、「この会場を満席にできなかったことは心残りに思います」と残された課題を指摘しながらも、「しかし、このことを終りではなく、これを起点にして毎年、隔年と大会を開きながら、日本のクリスチャン人口が10%、20%になるようにと主が期待しておられることを感じます」と未来への新しい希望と宣教への意気込みを語った。