11月に開催予定の沖縄フランクリングラハム国際大会(11月3日〜5日)のための徹夜祈祷会が7日、午後7時半から午前2時にかけて沖縄県那覇バプテスト教会で開催された。深夜2時までの長時間の祈祷会にもかかわらず、教派を超えて若年層から高齢層まで幅広い年齢層の人々が参加。牧師信徒らが一心になり主を賛美し、全員で熱く主に祈った。
第1回目の祈祷会は、第1部(午後7時半〜9時20分)、第2部(午後9時50分〜11時40分)、第3部(深夜12時10分〜2時)に分けて行われた。
第1部では沖縄市聖書長老栄光教会の新垣栄市牧師がヨシュア記6章1節から22節を引用し、「堅固なエリコの城壁が崩れ落ちたように、祈りによって主イエスを拒む頑なな心の壁が崩れ落ちる。『あなたの手に渡した』との約束を信じ、敵の手から奪い返すために出て行って疑わず祈ろう。そこで私たちは神の奇跡を体験する。大会まで徹夜祈祷会は今晩を含めて7回予定されているので、7回全ての徹夜祈祷会に出席しよう」と呼びかけた。
第2部では那覇バプテスト教会の国吉守牧師がヨハネ福音書15章1節から16節を引用し、「ひとつの県のためにフランクリングラハム大会が開かれるというのは驚くべきことであり、沖縄大会開催は神の一方的な恵みの選びとしかいいようがない。私たちは主イエスの十字架と復活に選ばれたクリスチャンである。不安の中にあるクリスチャンと賛美の中にあるクリスチャンの違いはこの選びの確信があるかどうかではないだろうか。主の選びの御手から逃れられないのなら、逆に徹底的にこの絶対的な主の選びを確信して祈ろうではないか」と呼びかけた。
深夜に行われた第3部では、那覇市ニューライフチャペルの内村保牧師がマタイ福音書26章36節から45節を引用し、「主の御心を祈ろう。神の思いは私たちの思いと異なる。偉大な業をしてくださる主に期待して祈ろう。肉体の弱さはすでに主が認めてくださっている。弱さが認められているのなら、徹夜祈祷で眠くなったからといって、誰も責めはしない。安心して祈ろう。一度限りの命、そして、主の時はいつ来るかわからない。だから今、この賛美に、この祈りに、この礼拝に、この伝道にこそ命をかけよう。主イエスが『時が来た』とおっしゃって十字架に向かったように」と深夜にまで祈祷に臨む聖徒らを激励した。
今回行われた第1回祈祷会では、第1部で75名、第2部57名、第3部38名もの参加者があった。
フランクリングラハム大会のための徹夜祈祷会は今回が第1回目で、11月の本大会に向けて全7回行われる。第2回徹夜祈祷会は5月5日、午後7時30分から那覇バプテスト教会で開催される。
沖縄県南部東風平(こちんだ)バプテスト教会、喜友名朝順(きゆなちょうじゅん)牧師はクリスチャントゥディの取材に対し、「聖徒達の7回の祈りが満ちたとき、主イエスを拒む頑なな心の壁が崩れ落ちる主の御業を見ることになる」と今後の徹夜祈祷会への期待を語った。